Raspberry Piに電力不足マークを出さずに7インチタッチパネルを接続するには

Raspberry Pi 3にタッチパネル付き7インチディスプレイを接続してみました。

困った事が2つ。

ディスプレイスタンドを取り付けたところ、画面が上下逆さまになってしまいました。

2つ目は、Raspberry PiのGPIO端子からディスプレイの電源を供給すると、電力不足のマークが表示されてしまいます。

画面・タッチパネル両方を回転させる設定と、電力不足解消のために電源を分岐する方法を記録しておこうと思います。


使用する機材

DSI接続7インチタッチパネル付きデスプレイ

こちらの公式ディスプレイは、Raspberry PiのDSI端子に接続することでタッチパネルとして使用することができます。Model AまたはModel Bに接続可能のようです。(Raspberry Pi ZeroはDSI端子が無く非対応のようです)

ディスプレイスタンド

こちらのスタンドはRaspbery Piを覆う形状ではないため、拡張性を損なわずにディスプレイの背面をカバーする事が可能です。


DSI接続ディスプレイとタッチパネルの回転設定

/boot/config.txtを変更します。

sudo vi /boot/config.txt

次の1行を追加します。

lcd_rotate=2

display_rotate=2場合、画面表示のみ回転し、タッチパネルは回転しないようです。lcd_rotate=2を使用すれば、タッチパネルも問題なく使用できました。


5V 4A電源の供給と分岐

このような感じでRaspberry Pi用ユニバーサル基板に2.1mm標準DCジャックを搭載、GPIOから電源を供給しつつ、ディスプレイ用に電源を分岐してみました。

写真右端はGPSモジュールですが、スタッキングコネクタを使用して接続してみました。

5V 4Aの電源を使用するため、2.1mm標準DCジャックを使用しました。

使用した部品は次の5つになります。秋月電子通商さんのパーツを使用させて頂きました。

  1. Raspberry Pi用ユニバーサル基板- パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
  2. 2.1mm標準DCジャック(4A) 基板取付用- パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
  3. ピンソケット 2×20(40P) ラズパイ用スタッキングコネクタ- パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
  4. ピンヘッダ 1×40 (40P)- パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
  5. スイッチングACアダプター 5V4A AD-A50P400- 電源一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

以上の接続方法・設定で、電力不足マークが表示されること無く、7インチ液晶ディスプレイを問題なく使用できるようになりました。

ディスプレイとGPSモジュールを使って、Raspberry Piの現在位置を表示することが可能になりましたが・・・それは別の記事でご紹介させて頂こうと思います。

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