テレビにBluetoothワイヤレスヘッドホンを2台つなぐには

最近、赤外線方式のワイヤレスヘッドホンを見かけなくなりましたね。ヘッドホンを買い足せば、大人数でヘッドホンを使えたのですが。

いまはBluetooth方式のワイヤレスヘッドホンが主流のようです。Bluetooth方式でも、トランスミッター(送信機)をうまく選べば、最大2台のヘッドホンを使うことができます。

二人同時にヘッドホンでテレビを楽しむための機材をご紹介致します。


対応するテレビ

テレビの後ろ側に、次のどちらかのオーディオ出力端子があることを確認して下さい。

  • 光デジタル出力端子
  • またはライン出力端子

良い音で楽しむために、光デジタル出力端子か、ライン出力端子にトランスミッターを接続して下さい。ヘッドホン端子にトランスミッターを接続すると、音質が悪くなる場合があります。詳細はこちらの記事になります。


必要な機材

あとは、トランスミッター(送信機)と、レシーバー(受信機)を用意するかたちになります。選択するポイントは以下になります。

  • 映像と音がズレないように、aptX Low Latency(ローレイテンシー、低遅延)対応のトランスミッター・レシーバーを使用します。
  • ヘッドホンが同時に2台使用可能な機種を選択します。機種によって、1台では大丈夫でも、2台の場合は音のズレが大きくなるものもありますので、それは選ばないようにします。
  • ヘッドホンの充電や、トランスミッターの電源として、USBコネクタの電源(コンセント)が必要になります。

トランスミッター(送信機)

近年、Bluetooth 5.0対応のトランスミッターが登場しているようです。

こちらの機種は低遅延に対応しながら、2台のヘッドホンの同時使用に対応した機種になります。光デジタル端子、ライン入力端子どちらにも対応しています。

電源として、USBコネクタの電源が必要になります。テレビにUSBコネクタがあれば、そちらから電源を取ります。コネクタがない場合は、後述のUSB電源が必要になります。

※17.11.9追記:テレビやPCゲーム機などのUSB端子からトランスミッターの電源を取る場合、音声に雑音(ノイズ)が入る場合があるようです。USB電源を使うことでノイズが解消される事例があるようです。

他のaptX LL対応トランスミッターの情報は、宜しければこちらを御覧ください。

ワイヤレスヘッドホン/レシーバー

Bluetoothヘッドホンの中でも、低遅延のものは高級機の扱いになります。最近、安価な製品がポツポツと増えてきた感じです。ヘッドホンは2台とも必ずaptX Low Latency対応のものを選ぶ必要があるようです。1台が非対応の場合、無音・音がずれる・雑音(ノイズ)が入る場合もあるようです。

有線のイヤホンやヘッドホンを用意し、レシーバー(受信機)を購入して取り付ける方法もあります。

最近は、まわりの雑音を除去する機能(ノイズリダクション)に対応したヘッドホンも低価格で購入できるようになってきました。音声をより聞き取りやすくなるかと思います。他のワイヤレス対応ヘッドホン・イヤホン・スピーカーにつきましては、宜しければこちらを御覧ください。

USB電源(コンセント)

USBのコンセントは、トランスミッターの電源として使用するほか、ヘッドホン・レシーバーの充電にも使用します。テレビの後ろに1つ、ヘッドホンを利用する場所の近くに1つ、長めのケーブルとともに用意しておくと便利かと思います。

長期間使用していると、充電用のUSB microB端子が破損する場合があります。破損防止にマグネット式のケーブルも良さそうです。


スピーカーのボリュームを大きくしてご覧になるよりも、音質の高いワイヤレスヘッドホンのほうが、より音声が聞き取りやすいかと思います。早朝や深夜などでも、お好きな音量で楽しむことが出来ますが・・・お耳の健康のためにも、音量は程々に。

赤外線のワイヤレスヘッドホンの代替品として、ご検討されてみてはいかがでしょうか?

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